
癌学会は、プネからバスで3ー4時間ほど離れた海抜1300メートルの山の上の避暑地のリゾートホテルで行われました。美しいスイミングプールのある山上のホテルをほぼ借り切ってのイベントです。山の上のフレッシュな空気がブレインストーミング状態で疲れた頭には、よいうるおいを与えてくれました。でも、学会は朝から晩までほぼ休みなく続けられ、実際には美しい自然を愛でにいくヒマはありませんでした。
印度からも国外からも著名な腫瘍学者などが参加 しました。
参加者の感心はアーユルヴェーダは癌をなおせるのか?ということにつきると思うのですが、BSDTの癌プロジェクトはよい成果をあげているものの、年間150例とかですので、ひとつひとつ分野にわけると15例とかその規模なので、科学的に何かを例証するほどのスケールになっていないのが残念なところです。
ですが、会場には40名以上もの患者さんが集まってくれました。その殆どが、英語でなされる科学的な発表はわからないマラテイ語しか話せないにもかかわらず3日間ずっと会場に座っておとなしくきいていました。もしも西洋医学のお医者さん達がケースレポートをみて、もっと詳しく知りたいといった時に答えるためです。
そのための証人として彼等はここへ来ているんです。強制されたからではなく。癌をなおしてもらってドクターへの感謝から、彼等はその場にじっと控えていたんだろうと思います。
数は少なくても、このこと自体がアーユルヴェーダで癌はなおせるのか?という問いの答えになっているように思えました。
また、5年前の会議では国際会議といいながらほとんどの発表がヒンデイ語やマラテイ語で、全然会議の呈をなしていませんでしたが、今回はすべての発表が英
語で、よく組織されたスタッフによってシステマテイックに運営されていました。この5年間でドクターはよいスタッフを育てたのだな、ということがよくわかりました。その中には医師免許をとったばかりの次男スクマ君の姿もありました。